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「プログラミングは誰でも簡単に稼げる!」は嘘?その理由と解決方法を徹底解説

エンジニアへの転職を考えている人や、IT系の副業を始めようと思っている人の多くが、「手に職を付けたい」と考えていることでしょう。そこでプログラミングについて調べてみると、転職情報サイトや副業を勧めるサイト等で「プログラミングは稼げる!」「誰でも簡単にできる!」「最短1ヶ月でWEBデザイナーに!」といった表現と共に、プログラミングスクールの紹介や教材の宣伝を目にしますよね。ですが実際のところ、プログラミングの習得は簡単ではありませんし、プログラミングで簡単に稼げるなどといったことは必ずしも事実ではありません。ここでは、そうした情報のどこに間違いがあるのか、そして習得方法や稼げるようになるための手段についてご紹介します。

プログラミングは「稼げる」「簡単」と言われている

プログラミングは「稼げる」「簡単」と言われている プログラミングは「稼げる」「簡単」と言われているそもそも、プログラミングスクールなどで「稼げる」とか「簡単」などと言われている理由とは何なのでしょうか。ここでは、以下の4つの理由をご紹介します。・一から全部作らなくていいから・学習教材が充実しているから・エンジニアが不足しているから・高単価の案件が多いから

全てを作る必要がない

プログラミングは誰にも簡単にできる、と言われる理由の一つが、「一から全てを作る必要がないから」というものです。既にあるコードやフレームワークを利用することによって、自分で一から全てを考えることなく、それらをうまく組み合わせることによってプログラムを作ることができます。スクールの中には、デザイン部分は完全に既に出来ている物を利用し、簡単な処理部分を作る・・・というカリキュラムを取っている所も見られます。確かに現場ではフレームワークを活用して開発が行われますが、だからといって簡単に習得できると言えるのでしょうか。実際、私が一緒にプロジェクトに参加した人の中には、スクールに行ったにもかかわらず、大事な部分を理解していなかったり、そもそもスクールで習っていなかったり・・・という人を多く見かけます。

学習教材が充実

プログラミングは簡単に習得できる、と言われている理由の一つとして「学習用の教材が充実しているから」というものがあります。プログラミング学習が比較的一般的なものになり、会社での研修等を受けずとも、書籍やWebサイト、プログラミングスクールなど、学習教材はたしかに充実してきました。また、開発用の環境も非常に簡単なものや高機能なものが出てきているため、家での学習でプロが使用しているようなツールを使うことも出来ます。確かに学習に踏み切るハードルは下がっているのかもしれませんが、十分なレベルまで習得できるかと言うと、各人のモチベーションや環境によるところも大きいかもしれません。

エンジニアが不足しているから

プログラミングは稼げる、と言われる理由の一つに、「エンジニアが不足しており、需要が高いから」というものがあります。正社員としての就職や転職を目指してプログラミングを学習する場合でも、また副業のためにプログラミングを学習する場合でも、働き口が十分にあるのだから習得してしまえばどこでも稼ぐことができる、と言われています。給料はその職業の需要と供給により変動します。エンジニア不足とともに、IT人材の需要そのものも増しているため、他の職種に比べれば給料は上がりやすいです。そのため、平均収入は高いかもしれませんが、「誰でも」という部分は疑問なところですね。

クラウドソーシングなどで高単価の案件が多い

他の副業等に比べてプログラミングが稼げると言われる理由は、「高単価の案件が多いから」とされています。通常の副業では、月に数万円稼ぐことは非常に難しいです。例えばブログやホームページに広告を載せるアフィリエイトという副業では、実に9割以上が月に5000円以下の収入と言われています。そんな中で、ホームページの作成でも5万円前後、本格的なシステムになれば数十万円という金額が1つの案件で動きます。その案件が、業務未経験の人間にこなせるかは別にして、一見すると稼げそうに見えるのです。

プログラミングは誰にでもできるわけではない

プログラミングは誰にでもできるわけではない プログラミングは誰にでもできるわけではないここまで紹介してきた「稼げる」「誰にでもできる」理由に怪しい点があったように、実際のところ、プログラミングは誰にでもできる訳ではありません。「小学生でもできるから、プログラミングは誰でも身につく!」などとプログラミングの簡単さを宣言するWebサイトがよくありますが、小学生向けのプログラミングスクールで教えられていることは「技術ではなく思考方法がメイン」で、実務に耐えうるレベルにはほど遠い場合がほとんどです。フレームワークを使うからと言っても、それらを適切な場面で使いこなし、エラーに対処するには十分な知識と技術が必要になるのは言うまでもありません。また、たしかに各種学習教材は充実してはいますが、プログラミング学習の挫折率は90%程度と言われています。仮に学習環境が整っていても、モチベーションを保って実務レベルに至るまで学習を進められる人は意外と少ないのです。

プログラミングを習得するには

それでは、挫折せずにプログラミングを習得するためにはどんなことが必要なのでしょうか。もちろん集中力や論理的思考力、熱意といった抽象的な能力もあるのかもしれませんが、ここでは環境など、具体的なことに限定してご紹介します。

質問できる環境

プログラミングの挫折率の高さの一因が、不明点やエラーなど、学習に行き詰まった時に解決する手段に乏しい、ということにあります。プログラミングにエラーは付き物ですし、そうしたエラーについて調べることも、もちろん勉強になります。とは言え、いつまでたってもエラーが解決しないとモチベーションが下がってしまい、挫折につながるのも自然なことかもしれません。そこで、先輩のエンジニアやスクール講師など、質問できる相手や環境を整えておくことが大切とされています。

初心者が習得しやすい言語を選ぶ

プログラミング言語の中には、初心者が学びやすいものとそうではないものがあります。日本語の教材が豊富にあったり、文法が英語に近く理解しやすい、というところがポイントです。一般に、初心者が学習しやすい言語としてはPHPやPythonが挙げられますが、どんなエンジニアになりたいのか、持っている目標に応じて言語も異なるため、学習を始める際には慎重に選択する必要があります。

「プログラミングは稼げる」というのは嘘

「プログラミングは稼げる」というのは嘘 「プログラミングは稼げる」というのは嘘「プログラミングは稼げる」と言われる理由にも、怪しい点がありました。エンジニア不足や高単価の案件など、たしかに一面では事実かもしれません。しかし、プログラマーの平均年収は約400万円とされ、必ずしも高収入の職業ではありません。副業として見た場合には、月10万円稼いでいる人はかなり限定され、「簡単に稼げる」とはとても言えない状況だとされています。

稼げない理由

それではなぜプログラミングは実際には「稼げない」のか、その理由をご紹介します。

一定の技術が必要

プログラミングで「稼げる」ようになるには、一定の技術や知識が必要となります。一般に、プログラマーよりも高い技術と経験を要求されるシステムエンジニアの場合、平均年収は約500万円程度とされ、日本の平均年収と比べるとやや高い傾向にあるとされています。また、プログラミングを用いた副業の中には、たしかに月100万円を超える高単価の案件もありますが、そうした案件は総じて、高い技術力を必要とします。つまり、スクールや独学などでプログラミングの基礎を一通り学習しただけでは稼げるようにはならず、さらなる知識と経験を積む必要があるのです。また、一定のスキルを身に着けるまでに、教材やスクールなどである程度の時間とお金がかかることも、すぐには稼げない理由の一つです。特に未経験からプログラミングによって高収入を目指す場合には、現場での実務経験を積むことから考えた方がいいかもしれません。

言語によって収入に差がある

プログラミング言語の選択次第では、需要が低く、高収入が期待できない場合があります。習得しているプログラミング言語によって平均年収には差があり、100~200万円の差があることも珍しくはありません。例えば、2020年の調査結果(参考:TECH Street 「2020年プログラミング言語別年収ランキング」)によれば、プログラミング言語としてメジャーな「PHP」の平均年収は、20代で361万円とランキング下位に位置しています。それに対して、統計解析に特化した言語である「R言語」の平均年収は、同じ20代で476万円と、「PHP」に100万円以上の差をつけてランキングのトップに位置しています。こうした収入の差は、年齢が上がるにつれて大きくなる傾向があり、最大で200万円程度になる場合もあります。また、業界の動向によって需要にも変化があるため、今需要の高い言語で常に高収入が狙える、ということはなく、技術動向やトレンドを把握しておく必要があるでしょう。言語の選択に注意しないと、苦労して勉強しても転職がうまくいかなかったり、案件が全くなかったりと、「稼げる」ようにはなりません。

プログラミングで稼げるようになるには

プログラミングで稼げるようになるには プログラミングで稼げるようになるにはそれではどうすれば「稼げる」ようになるのでしょうか。先ほどご紹介したような、知識や技術を身に着け、言語を適切に選択する、といったことは最低限で、プログラミングで稼ぐにはさらにいくつかのポイントがあります。プログラミングで稼げるようになることは簡単ではありませんが、努力ややり方次第で稼げるようになることも事実です。

何よりも優先するべきは実務経験

プログラミングで稼ぐ上で、最も重要なのは「実務経験」です。流石に実務経験ゼロの人間に、システムをお金をかけて作って欲しいと考える会社はありません。そのため、まずは実務経験を積むことが重要です。中には、自分でいきなり仕事を取ってきて自分の実績にする人もいます。そういった人は、自分の人脈を使って無料でシステムを作る代わりに、その実績を自分のポートフォリオに入れさせてほしい・・・などの交渉をしているケースが多いです。しかし、これは営業スキルなどプログラミング以外の能力も必要になるため、ハードルが高いです。そのため、個人的には未経験でもIT人材を募集している所に行くか、派遣社員として派遣会社の研修を受けながら実践をこなしていくような形が良いと考えています。

人脈を広げる

交流会や勉強会など、IT系の人脈を作ることは、プログラミングで稼げるようになるのに役立ちます。同じような境遇の人を見つけたり、情報の共有や仕事、転職先の紹介など、様々なメリットを得られる場合があります。特に、将来的にフリーランスを考えるのであれば、もしも自分が対応できない言語や技術があった時に、人脈を使って仕事を振り、仲介料をもらうという形での仕事が可能になります。受けられる案件の幅が拡がり、しっかりとした実績を上げられれば、顧客からの信頼を得ることにも繋がります。

プログラミング以外のスキルを身に着ける

副業や転職など、プログラミングで稼げるようになるには、プログラミング以外にアピールできるスキルがあると有利に働きます。具体的には、IT全般に関する知識やデザインスキル、Webマーケティングのスキルなどがそれに該当します。ホームページを1つ作るにしても、・見やすい資料・実績のわかりやすいポートフォリオ・目を引くデザインセンス・売上に直結する導線・動画マーケティングを視野に入れた提案・SNS戦略など様々なスキルが必要になります。最近は、副業でサイトを作っている人なども多いので、他のエンジニアと差別化できるポイントが多い方が仕事を得やすいです。そうしたスキルが身についていれば、プログラミング以外にも仕事の幅も広がり、高収入につながるかもしれません。

本気のエンジニアを探したいならAMELA

本気のエンジニアを探したいならAMELA 本気のエンジニアを探したいならAMELA今回は、「エンジニアは稼げる」という世間一般の話に対して意見を述べてきました。「誰でも」「簡単に」稼げるというのは間違いだと考えていますが、技術的に未成熟なエンジニアが市場に増えてきているのも事実でしょう。そのため、システム開発を依頼する際にも、しっかりとした企業を選ぶ必要があります。AMELAでは、最先端の技術を取り入れつつも、しっかりと教育したエンジニアが開発しています。更に、IT人材派遣でもレベルの高い人材を派遣しています。システムは、今やどの企業にも必要なものですが、しっかりとした仕組みを作らなければ、中長期的に見た時に非常に大きな損失になりかねません。ですので、・今どのような課題を抱えているのか・今後どのようなプランニングをしているのか・本当に必要な人材がわからない・優先するべきシステムがわからないこういった疑問にもしっかりとお答えしていきます。是非、お気軽にご相談ください。