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中小企業のDXはどのようにして進めるのか?

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中小企業のDXはどのようにして進めるのか?

「DX(デジタル・トランスフォーメーション)」と聞くと二の足を踏んでしまう企業が、多いかもしれません。政府が2018年5月に公表した『DXレポート』では、システム刷新やIT人材育成などを喫緊の課題として掲げていることから、「DXは難しい…」と感じてしまうのでしょう。 では、中小企業にDXは不可能なのか?それは断じて間違った認識であり、中小企業こそDXによって次世代の競争力を手に入れるべきです。本記事ではこれまでDXやITテクノロジーに後ろ向きだった企業に向けて、DXをどう進めればよいかについてご説明します。

そもそもDXとは何か?

DXはよく、大規模なシステム刷新や大々的なIT人材育成の代名詞として使われています。しかし実際は、ごく小規模なIT活用であってもDXと呼べるということを念頭に置きましょう。そもそもはスウェーデン・ウメオ大学のエリック・ストルターマン教授が提唱した概念であり、「ITテクノロジーの浸透が、人々の生活の様々な面でより良い方向へ変化させていく」ことを意味します。 要するに、これまでITテクノロジーに消極的だった中小企業がクラウドサービスの利用や小規模なITシステムの導入により、現状の業務環境から生産性向上などより良い成果を生み出すこともDXと言えるのです。もちろん、最終的に目指すべき場所は先進的なITテクノロジー活用企業になることではありますが、中小企業だからといってDXに気後れする必要は全くないのです。 むしろ、「経営の小回りが利く」という中小企業ならではのアドバンテージとDXが融合することで、計り知れないビジネス推進力への起爆剤になるケースも多々あります。

中小企業がDXへ踏み出すための重要な一歩

とはいえ、DXを推進することは決して簡単ではありません。特に、「最初の一歩」を踏み出す勇気を持つのが困難なケースが多いでしょう。その一歩とは、「習慣的に行われてきた業務プロセスを見直し、新しいプロセスを構築する」ことです。 DXの本質はITテクノロジーの活用により、既存の業務プロセスを再設計してより良い形に変換し、さらには製品・サービス・ビジネスモデルへと変革の範囲を広げ、顧客に対して最高のエクスペリエンス(体験)を提供することです。このため、中小企業ではその足掛かりとなる最初の一歩を踏み出しづらい傾向にあります。 その原因として考えられるのが、「経営者と従業員のモチベーションギャップ」です。経営層がDXに対して積極的になっても、現場で実務をこなす従業員が変化を拒み、DX推進への防壁になることがしばしば見られます。早急に解決すべき課題ではあるものの、一方で従業員がそうした変化を恐れることは仕方がないという考え方もあります。 そこで行うべきは、経営層自身がDXに対する理解を十分に深め、経営トップ自身が組織に対してメッセージを発信し、DX推進に対する理解と納得を求めることです。中小企業では一見するとトップダウン型の意思決定が有効なように感じますが、経営層と従業員の距離が近い分、従業員の声を大切にしながらボトムアップ型も考慮しつつ、DX全体の意思決定を行う必要があります。

中小企業のDX推進でぶち当たるコストの壁

中小企業のDX推進において、もう1つ重大な課題を挙げるとすればそれは「コストの壁」です。DXではこれまでにないITテクノロジーを導入することから、従来よりもITコストがかかります。長期的な目線で見れば組織全体のコスト削減に繋がるケースもあるものの、やはり現時点での予算が気になる企業は多いでしょう。 この場合の課題解決方法としては、「オフショア開発」などがあります。オフショア(Offshore)、つまりはシステム開発のフィールドを自国ではなく他国に広げることで、国内でのシステム開発よりも低コストで質の高いITシステムを開発し、DXに対するコストの壁を低くするという方法です。 近年のオフショア開発の動向として人気を集めているのがベトナムです。東南アジア諸国の中でもベトナムは政府自体がIT人材教育に積極的であり、若く優秀なエンジニアが豊富に育っています。このため国内でのシステム開発に比べてローコストで、質の高いITシステムを制作してもらえることが多く、DX推進を望んでいる日本の中小企業にとって非常に有効な選択肢だと言えます。

DXはまず、「始めること」が大切

「思い立ったが吉日」という古来からの言葉を体現できるのが、中小企業の大きな強みです。DXに限った話ではありませんが、何よりもまず「始めてみること」が大切。DXの世界にいきなり飛び込んだからといって大怪我をするわけではないですし、むしろちょっとした擦り傷は覚悟の上でDXを推進する方が多くのことを学べ、自社にとってのDXとは何か、DXによって何が得られるのかという重要な知見が得られるでしょう。 DXは今後、現代を生きる全ての中小企業にとって欠かせない取り組みになります。本記事がそうした中小企業にとって、現状を打破し、新しい時代を生き抜く力を得るための一助になれば幸いです。

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takada

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