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煩雑な資料管理を自動化!バージョン管理ツール導入のメリットとは

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現在は、多くの企業でファイルやデータの管理を行なっています。 また、社内で内製しているプログラミングなども多いです。 こういったファイルやデータは、現在企業の「資産」として考えられることが多いです。 これらの資産がもしも何かのトラブルで破損したり、機能しなくなったら・・・ ビジネス活動に支障をきたす可能性もあるでしょう。 今回は、そんな資産の管理を楽にしてくれる 「バージョン管理ツール」 についてお話ししていきます。

バージョン管理ツールとは

バージョン管理ツールとは

バージョン管理ツールとは バージョン管理ツールとは、その名前の通り 「バージョン」 を管理してくれるツールです。

誰が、いつ、何を修正したか記録する

このバージョン管理ツールでは、 ・誰が ・いつ ・何を 修正したのかを記録するようなツールになります。 業務を行なっていると 「この資料って最新なんだっけ?」 「前に修正した人誰だろう?内容が間違っているけど・・・」 などと言った話が出てきます。 特に、同じようなファイルをコピーして使っているようなケースや、ファイルサーバーのフォルダ構成が煩雑な場合など、 ・ファイルが見つからない ・古い内容しか見つからない ・誰かが上書きしている というケースが見られます。 そんな時にバージョン管理ツールを利用していれば、 「昨日Aさんが20行目を修正しているんだ」 ということが把握できるわけです。

昔の状態に戻すことも可能

バージョン管理ツールが優れている点としては、単純な履歴を追えるだけではなく、 「過去のバージョンに戻す」 という行為が可能な点です。 例えば誰かが間違ってファイルを消してしまった場合。 それを復旧できるか否かで、業務効率は大きく変わります。 他にも、ホームページなどの場合は、 「機能追加したものの、リリース後にバグが見つかった」 という場合、すぐに直らないケースや重大なエラーだった場合には、一度前のバージョンに戻して、再度開発が必要になります。 このような場合に、バージョン管理ツールを利用していなければ、 「20210501リリース分」 「20210901リリース分」 「20211001リリース分」 と言ったように、リリースした日毎にフォルダを管理し、各フォルダにその時に変更したソースを保管する・・・という非常に面倒な管理が必要になります。 このように、運用上過去のバージョンに戻せると言うのは非常に大きなメリットなのです。

バージョン管理ツールの基本

バージョン管理ツールの基本

バージョン管理ツールの基本 バージョン管理ツールのメリットを説明する上で、いくつかのことを抑えておく必要があります。

一般的なバージョン管理ソフト

一般的に利用されているバージョン管理ソフトは、現在2種類あります。 それは、 SVN Git です。 これら2つは、それぞれバージョンの管理方法が違っています。 1つ目は集中管理型のバージョン管理ツール。 これは、サーバーに管理ツールを入れ、そのサーバー内でファイルの管理を行う方式になります。 SVNがそれにあたります。 そしてもう1つが、分散管理型のバージョン管理ツール。 Gitがそれに当たりますが、このバージョン管理ツールは、集中型とは違い、サーバー内でのファイル管理と同時に、ローカルPCでもバージョン管理が可能になります。 SVNの方が先にリリースされ、元々はSVNが一般的でしたが、サーバーだけでの管理のため、大規模なプロジェクトに不向きという理由で、徐々にGitが主流になってきました。

データベースの役割を担うリポジトリ

バージョン管理ツールを使用する際、リポジトリという概念が出てきます。 これは、バージョン管理を行う上でのデータベースの役割を果たしており、変更点などを管理しています。 1つのバージョン管理ソフトで、複数のリポジトリを作成することができます。 これにより、 「Aというシステムはバージョンアップするけど、Bというシステムはまだバージョンアップしない」 などの複数プロジェクトを同時に動かすことができるのです。

ブランチによる分岐

バージョン管理ツールでは、ブランチと呼ばれる 「バージョンの分岐点」 を作ります。 この分岐点は、 ・ブランチまで戻る ・ブランチを統合する といった形で作業を行います。 ブランチを作成することを 「ブランチを切る」 と表現し、ブランチを統合することを 「マージする」 と言います。 大元のメインブランチがあり、そこを基準に開発用ブランチを切ります。 さらに、各修正や作業員毎に開発用ブランチから更に細かいブランチを切り、 1.開発が終わったら開発用ブランチにマージする 2.開発用ブランチでテストを行い、最終的にメインブランチにマージする 3.製品としてリリースする という流れで開発が進みます。

デグレード

デグレードとは、以前に修正したはずの箇所が上書きされてしまい、古い仕様になってしまうことを言います。 例えば、 「氏名の入力欄にエラーチェックがされておらず、エラーチェックを追加」 という修正を先月行ってリリース、今月に入って 「ログインしているユーザーは、氏名を事前に入れておく」 という機能追加を行なったとします。 それぞれを別の人が開発した結果、先月まであったはずのエラーチェックが今月の機能追加で無くなってしまった。 これがデグレードになります。 デグレードは、一般的にデグレと略されます。 複数人が同時に作業を行うようなプロジェクトの場合には、気にしておくべき項目になります。

コンフリクト

コンフリクトとは、衝突を意味するワードで、バージョン管理ツールによって 「別々のブランチで同じファイルが修正されており、それをマージしようとしている」 というタイミングで発生します。 ホームページでも、同じページを複数人が修正することはよくあるため、人数が大きなプロジェクトでは、発生しやすい事象になります。 コンフリクトが起これば、どちらの変更点を優先するのか(もしくは両方とも必要か)を判断しすれば解消され、コンフリクトが解消されればマージを再開できます。

バージョン管理ツールを導入するメリット

バージョン管理ツールを導入するメリット

バージョン管理ツールを導入するメリット では、バージョン管理ツールには、具体形にどのようなメリットがあるのでしょうか。

変更理由が明確化

ブランチを切る際に、ブランチに名前を付ける事と、そのブランチにコメントを入れることが可能です。 これにより、どのタイミングでどのような変更を行なったのかが簡単にわかります。

複数人での編集が効率化

複数人で作業をする際、バージョン管理ツールがなければ、 「どのファイルを触るのかの情報共有」 が必要になったりします。 また、変更したタイミングで次の作業者に通達が必要になるなど、運用上非常に不便になります。 こういったやりとりがなく、勝手に修正ができるのも、バージョン管理ツールのメリットでしょう。

コンフリクト部分が容易にわかる

 

コンフリクトが起こった際に、仮に1万行のファイルから違っている部分を探すのは非常に困難です。 しかし、バージョン管理ツールを利用すれば、違う部分がすぐにわかります。 バージョン管理ソフトが無ければ、コンフリクトの有無に関わらず、以前のファイルと比較をする必要があるため、非常に不便です。

 

もしも消してしまった際に復旧が可能

作業をしていると、操作ミスなどでファイルを削除してしまうケースもあるでしょう。 そう言った時に、ファイルを復旧することが出来るのは非常に大きなメリットと言えるでしょう。

システム管理を最適化!AMELAに相談を

システム管理を最適化!AMELAに相談を

システム管理を最適化!AMELAに相談を 今回は、バージョン管理ソフトについて見てきました。 システムは企業の資産でもあり、これらを管理することは非常に重要な仕事と言えるでしょう。 システムに限らず、様々な資産を抱える企業がありますが、 「折角持っている資産を活用できていない」 と感じる機会は多いです。 特に顧客情報などは、上手く活用すれば、売り上げを大きく伸ばすことが可能ですし、ユーザー行動などの分析も、今後のマーケティング活動では必須のスキルでしょう。 システムの管理や情報の管理。 普段の業務で忘れられがちな内容ですが、管理体制に不安がある場合は、是非AMELAにご相談ください。 最適なシステムの導入から、資産の活用に関する提案まで、幅広く行なっていきます。

WRITTEN BY

otani

イメージはマスコミの情報に形成される。 そこで私たちを待っている幸福が、私たちが望むような幸福ではないかもしれない。

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