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今注目のiPaaSとは?なぜ人気が高まっているのか

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様々なシステムが開発されている現代、私達の生活は驚くほど快適になってきました。 その開発方法も様々で、エンジニアの方も日々勉強が大変でしょう。 開発方法や仕組みも多様化していますが、その中でも注目されている 「iPaaS」 というものについて今回は見ていきたいと思います。

iPaaSとは

iPaaSとは

iPaaSとは iPaaSは、「Integration Platform as a Service」の略で、複数のシステムを連携して業務を自動化するための仕組みとなっています。

iPaaSが注目されている理由

では、なぜこのiPaaSが現在注目されているのでしょうか。 その理由は、 「社内で様々なシステムが別々に管理されているから」 です。 DXを始めとして、社内業務をシステム化するという動きは、どの業界でも見られます。 しかし、その一方で導入したシステムの連携が取りにくいのが現状になります。 例えば、 「人材管理システム:A」 と 「会計システム:B」 が別々のシステムとして導入されていたとします。 Aは人事部が利用し、Bは経理部が利用するため、各々の部署で別々に導入をされたという話は実際の会社でも良く起こります。 AとBが同じ会社の製品の場合には、データを一元管理することが可能ですが、別々の会社の製品の場合、CSVでダウンロード・アップロードをする必要が出てきたり、最悪の場合には同じデータを2回入力する必要性が出てきます。 ワークフローに利用する組織図のデータがAとB別々に持っていて、年度末にはその修正が大変・・・という経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。 もちろん、全ての製品が同じ会社の物であればスムーズかもしれませんが、 「この部分はAの方が自社には適しているんだよな・・・」 という形で部分的に違う会社のシステムを導入したり、 「知らない間に経理部が勝手に別のシステムを導入していた」 という部署間の連携不足が原因になることもあります。 また、 ・受注システム ・販売管理システム ・ネットショップ ・顧客管理ソフト ・名刺管理ソフト ・生産管理ソフト ・人事システム ・給与システム ・会計システム など、様々なシステムが存在する中で、全てを網羅する様なシステム会社はほとんどありません。 多くの場合、「〇〇に特化したシステム開発」をしているため、どうしても複数社のシステムが混在するのは仕方がないことなのです。 他にも、既に使っているシステムがあるが、それを全て一元管理するために特定の会社に乗り換える・・・という場合でも、費用的に非常に大きくなるので難しいでしょう。 この様に、システム化が進めば進むほどに、複数社の製品が混在することが当たり前になってきます。 iPaaSでは、複数のシステムが混在する上で、 「個人情報や組織図の情報をいくつものシステムに何度も入力しなければいけない」 というような事を回避できるため、これから非常に注目されるシステムなのです。

RPAとの違いは?

さて、iPaaSの説明をしてきましたが、複数のシステムの連携をするために自動化するものとして、 「RPA」 を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。 RPAは、ロボットに自動的に仕事をさせる様な仕組みのことで、複数のシステムの連携に使われる事もあります。 では、このRPAとiPaaSの違いは何なのか。 この大きな違いとしては 「iPaaSはAPIによる連携を行う」 という点になります。 APIとは、多くのシステム会社が提供するツールのようなもので、安全に他社のサーバーにある必要な情報を取得できる仕組みになります。 このAPIを使うことで、iPaaSでは連携を行いますが、一方でRPAはユーザーが操作する動きをそのまま記憶して自動化する様な仕組みになります。 iPaaSは、端末そのもののスペックに関係なく実行でき、RPAよりも速く処理が可能な反面、APIを用意していないシステムの連携が難しく、反対にRPAはPCが遅い場合や他のアプリが動いている状態などでは、正常に動作しないこともあります。 この様に、業務の内容や更新するべきデータなどによって適切な仕組みが変わってきます。

iPaaS導入のメリット

iPaaS導入のメリット

iPaaS導入のメリット ではiPaaS導入にはどのようなメリットが有るのでしょうか。

業務の効率化

iPaaSは、複数のシステムを導入している企業にとっては、非常に大きな業務改善に繋がります。 私が以前相談を受けた企業でも、 ・人事システム ・ワークフローシステム ・会計システム が別々に導入されていました。 ワークフローシステム自体は、まだ導入したばかりということもあったのですが、3つのシステムそれぞれに ・従業員の情報 ・組織図 を持っていました。 100年以上続いていた企業ということもあり、従業員数も数百名いましたし、組織再編成も非常に多い企業でした。 そのため、期末になると3つのシステムそれぞれの組織図を入力するため、2人がかりで一週間作業を行っていました。 来期の組織図は、各部署からエクセルで送られてくるため、それを集計する業務も含めると、1ヶ月以上の工数を使っている計算になります。 これらをしっかりとシステム化し、iPaaSによって連携することで、数時間から数日程度の業務時間に短縮されると考えられます。

データの管理ミスの防止

複数のシステムにデータを入力する際には、ヒューマンエラーの可能性が高くなります。 特に経理や注文情報などの数値を扱う業務において、ミスは後々大きな問題になる可能性が高いです。 そのため、iPaaSを活用してデータ連携を行うことで、入力ミスを防止することには非常に大きな意味があります。

データの活用が可能に

複数のシステムでそれぞれバラバラに管理されていたデータが、iPaaSで繋がることによって、データの活用が出来る様になります。 例えば、これまで営業が管理しているデータとマーケティングが管理しているデータが別々にあったとします。 これらをきちんと統合する事が出来れば ・マーケティング部の施策の実績の確認 ・顧客のランク分けによる確度 ・営業活動の進捗 などをお互いの部署間で共有することが出来ます。 これを発展させることで、売上の予測や顧客分析など非常に多くのデータ活用が可能になります。 この様に、今の段階では 「ただデータを集めているだけ」 の情報も、組み合わせることで有意義なデータ活用が可能になるのです。

それぞれの業務で最適なシステムを導入できる

iPaaSを活用することで、 「各部署ごとに最適なシステムを導入すること」 が出来るようになります。 例えば、様々な機能がついている人事給与システムよりも、人材育成に特化したシステムの方が 「人材育成」 という面だけ見れば高機能な事が多いです。 各部門で最も必要なシステムを導入すれば、データ管理が煩雑になる反面、各業務の効果は最大になる可能性もあります。 だからこそ、iPaaSでこの「データ管理の煩雑さ」をカバーすることで、自社にとって最も必要なシステムを導入することが簡単になるのです。

iPaaS導入の注意点 公開APIに依存

iPaaS導入の注意点 公開APIに依存

iPaaS導入の注意点 公開APIに依存 iPaaS導入における注意点としては、前述したように、APIが用意されているシステムに限定されることでしょう。 これは、システムを導入する段階で、きちんとAPIの公開をしているのかの確認と共に、今後のAPIの仕様変更がどの程度行われるのかをリサーチする必要性があるでしょう。 あまりにも仕様が変更するようであれば、iPaaSで開発を行っても、メンテナンスに多くの費用や期間が必要になる可能性があります。 また、売上などのリアルタイムな情報が求められるものに関しては、APIの仕様変更でデータ連携が数日間できなくなっただけでも大きなリスクと言えるでしょう。 社内でしっかりとIT人材を育て、仮に仕様変更があっても迅速に対応ができる環境作りが必要になってくるでしょう。 また、RPAを導入するなどで、仮にiPaaSでのシステム連携が難しい場合に、RPAで業務自動化を行うなどの回避策を用意しておくのも良いでしょう。

データの管理・活用はAMELAに

データの管理・活用はAMELAに

データの管理・活用はAMELAに 多くの企業では、自社の業務をシステム化することに必至になっています。 しかし、システム化を進めれば進めるほど、データの管理が煩雑になり、今回紹介したiPaaSやRPAなどのようなツールでそのデータを連携する必要性が出てくるでしょう。 出来ることなら、そもそものデータベースをまとめておくのが最もスムースなのですが、冒頭でもお話したように、多くのサービスがSaaSとして作られるなどの背景があります。 そのため、 「今どの様なシステムを使っているのか」 「どの様なデータを活用したいのか」 「どの程度業務に時間がかかっているのか」 などを客観的に見た上で、最適なDX化を進める必要があります。 AMELAでは、ITコンサルティングを行うなどにより、企業様の状況や環境をしっかりと分析する事を心がけています。 iPaaSの開発から、データの有効活用まで、御社に最適な提案を致します。 是非、ご相談ください。

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WRITTEN BY

otani

イメージはマスコミの情報に形成される。 そこで私たちを待っている幸福が、私たちが望むような幸福ではないかもしれない。

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