CASE STUDY ・ 小売業 ・ ReStock(仮称)
- Vue.js
- Element UI
- Vuex
- NestJS
- TypeORM
- MySQL
※ 機密保持のため、企業名・プロジェクト名・システム画面は仮名およびモックに置き換えています。
この事例の根拠と読み方
根拠は、AMELAの移行元ケース資料、CMS登録内容、AMELAが公開するReStockケースページと、2026年8月28日に確認した操作可能なデモです。公開ケースにはAMELAのロゴと事例表記があり、買取査定、全店在庫、販売登録、商品履歴、粗利・店舗分析をAMELAと構築した範囲として記録しています。
- 確認できること:買取成立・不成立の記録、在庫への登録、店舗・カテゴリ・状態による絞り込み、商品詳細、販売登録、買取から販売までの履歴、商品・店舗・カテゴリ単位の金額表示、CSV出力の操作。
- 確認できないこと:本番の店舗数、商品数、処理性能、開発期間・工数、工数削減、売上・粗利の改善、在庫回転、機会損失、出店速度、セキュリティ水準、SLA、可用性の実績。
- 公開上の扱い:企業名、プロジェクト名、画面、商品名、店舗名、日付、件数、金額は、機密保持のため承認済みの仮名またはモックです。デモ値を顧客の本番実績として扱いません。
導入前にそろえるべき、四つの業務定義
案件資料で整理された導入前の問題は、店舗ごとに在庫・買取台帳が分かれ、商品単位の採算と履歴を本部で追いにくいことでした。個別機能を選ぶ前に、次の四点を同じ業務定義としてそろえる必要があります。
- 商品と在庫
同一商品をどのIDで追い、どの店舗にあり、販売可能かを誰が更新するか決めます。
- 買取と販売
査定成立・不成立、在庫中、販売済みの状態遷移と、取り消し時の戻し先を決めます。
- 粗利
販売前の予定粗利と、販売後の実績粗利を分け、原価・販売価格・返品をどう扱うか決めます。
- マスタと権限
店舗、カテゴリ、従業員のマスタ責任者と、店舗・本部が閲覧・更新できる範囲を決めます。
AMELAがつないだのは、画面ではなく商品状態です
AMELAのケース資料では、Vue.js、Element UI、Vuex、NestJS、TypeORM、MySQLを用いた構成と、店舗・本部の役割を分ける方針が示されています。公開デモでは、査定フォームで登録した商品が在庫一覧へ移り、詳細画面で販売を登録すると履歴と金額表示が更新される流れを確認できます。


- 領域 01買取査定課題
成立・不成立と査定条件を残す必要があります。
解決策価格、状態、カテゴリ、店舗を入力し、成立時は在庫へつなぎます。
- 領域 02全店在庫課題
店舗をまたいで商品を探し、状態を判断する必要があります。
解決策店舗・カテゴリ・状態・商品名で絞り込み、商品詳細へ引き継ぎます。
- 領域 03販売・履歴課題
販売後の金額と経緯を商品単位で追う必要があります。
解決策販売登録を状態変更の起点にし、買取・在庫・販売の履歴を並べます。
- 領域 04粗利分析課題
予定値と実績値を混同せず、集計単位を決める必要があります。
解決策商品、店舗、カテゴリの表示とCSV出力を用意し、評価用データを取り出せるようにします。
確認できた到達点と、適用時の条件
公開資料とデモから確認できる到達点は、買取査定から在庫、販売、履歴、粗利表示までを商品単位でつなぎ、店舗と本部が同じ記録を参照する構成です。成立しなかった査定も残し、在庫中・販売済みと区別するため、正常系だけでなく業務上の分岐も設計対象に含まれています。
ただし、デモで確認できるのは画面と状態遷移です。実運用では、返品、取り置き、店舗間移動、棚卸差異、セット商品、税・手数料、値引き、ポイント、廃棄、会計・POS連携を要件に合わせて追加する必要があります。本記事は定量的な改善を保証せず、店舗数やデータ量に応じた性能・運用設計も個別確認が必要です。
読者が使える実践ツール
要件定義の前に、次の「状態・粗利・権限・受入確認シート」を埋めると、既存SaaSで足りる範囲と個別開発が必要な範囲を比較できます。記入例は公開デモの操作をもとにしたもので、本番の運用値ではありません。
- 商品ID:買取受付から販売完了まで同じIDで追う。再査定、分割・セット化、重複登録時の扱いを決める。
- 状態:査定中、成立、不成立、在庫中、取り置き、販売済み、返品を定義し、各遷移の実行者と取り消し権限を決める。
- 粗利:販売前は「販売予定価格-買取価格」、販売後は「実売価格-買取価格」を基本例とする。税、手数料、修理費、送料、値引きを含めるか決める。
- 店舗・本部権限:店舗は自店の商品を更新、本部は全店を参照する、という初期案から、価格変更・CSV出力・マスタ編集の承認者を決める。
- 履歴:誰が、いつ、どの値を、何から何へ変更したかを残す。訂正時に元の記録を消すか、取消履歴として残すか決める。
- 受入確認:成立・不成立、登録、絞り込み、販売、返品、店舗間移動、権限外操作、CSVの計算一致を役割別に確認する。
評価データには、実際のカテゴリ構成、価格帯、返品・移動の例外、同時利用者数、保持期間を含めてください。粗利の定義と受入用の正解データを先に合意すると、画面の見た目だけで合否を決めるリスクを減らせます。
比較すべきは機能数ではなく、記録と責任の境界です
商品管理システムを比較するときは、一覧やグラフの数ではなく、商品ID、状態遷移、予定・実績粗利、例外処理、店舗・本部の権限、外部連携、受入用データを同じ条件で並べてください。受発注や基幹連携まで対象に含む場合は、OrderBridgeの受発注・基幹連携事例も比較材料になります。
多店舗の商品・在庫業務を整理したい場合は、AMELAのDXコンサルティング支援をご覧ください。




